リフォームの流儀
リフォームの流儀

お風呂で浴室暖房乾燥機の設置リフォームには窓との関係を考えよう

日常的に使用するお風呂は湿度が高くなることが多く、水分がカビを発生させる恐れがあります。そこで浴室暖房乾燥機を取り付けるリフォームをすると、そのリスクを下げられます。浴室暖房乾燥機はその名前の通り暖房と乾燥という2つの機能を兼ね備えています。そして暖房の方はお風呂に入る前にあらかじめ空間を温めておくことで、冬場に温かい場所と寒いお風呂場との温度差によって発生するヒートショックの予防ができます。

浴室暖房乾燥機

また浴室暖房乾燥機は、お風呂で衣類を乾燥させる目的でも使用できます。天日干しをする際には、衣類が紫外線によってダメージを受けたり、アレルギーの元となる花粉などが付着したりする問題があります。また一般的な乾燥機では効率性を求めて高温で乾燥させることが多いため、衣類を傷めかねません。その点浴室暖房乾燥機は、比較的広いお風呂内でゆっくり換装させるので衣類を傷めにくいです。

そんな浴室暖房乾燥機の取り付けは浴室を丸ごとリフォームするタイミングで行っても良いですが、ただ取り付けることだけでも不可能ではありません。条件となるのは、設置するためのスペースが十分に確保できることと、吸気と排気がしっかりできることくらいです。湿度の問題以外でお風呂に特に不満点がない場合は、浴室暖房乾燥機の取り付けのみを行うと、丸ごとリフォームするよりコストが抑えられるでしょう。

お風呂場のリフォーム

お風呂場の乾燥を全て浴室暖房乾燥機に任せるのであれば窓が必要なく、外からの視線や結露によるカビの発生などを気にせずに済むようになります。ただ窓には外からの光を取り入れられたり、外の景色を見られたりといったメリットがあります。また風通しの良い場所であれば、開けっ放しにしておくだけでエネルギーを消費することなく換気が可能です。そのため必要に応じて使い分けることで、浴室暖房乾燥機のランニングコストを抑えられるかもしれません。したがって浴室暖房乾燥機を取り付けるリフォームをする際には、本当に窓が必要ないかをしっかり考えましょう。